【2023年】大阪府公立出願倍率(北河内エリア)
大阪府公立出願倍率(北河内エリア)
府教育委員会は7日、2023年度の公立高校入試の一般選抜の出願を締め切りました。全日制は34,280人の定員に対し、38,754人が出願し、平均倍率が1.13倍となっています。当塾の所在地である守口市や、通学可能な地域である門真市、寝屋川市、枚方市などの北河内エリアを中心に、各高校の倍率を紹介します。
倍率の低い高校
表の真ん中ぐらいにある、門真西高校ですが、ここは今年から定員数が40人増加しています。去年も定員割れでしたが、今年は定員数が増えたにも関わらず、志望数が減っているので、倍率はさらに下がっています。門真西のにある野崎高校も他と比べて倍率がかなり低くなっています。今年度から定員割れが続いている茨田高校の募集が停止しており、その機能や取り組みを野崎高校に継承するとのことでしたが、このままでは、野崎高校も閉校するかもしれません。人口が減少しているので仕方のないことですが、学校の伝統が消え、進学先の選択肢も少なくなるのは残念なことです。また、枚方高校の国際文化、いちりつ高校の英語科も大きく定員を下回っています。英語系の学科は期待されていると思いきや、現状、あまり人気はないようです。このままの志望が伸びなければ、1クラス分くらい縮小するかもしれません。
倍率の高い高校
大手前と四條畷の文理学科は、昨年から志望数が20~30人程度増えていますが、それ以外の文理学科も安定して高い倍率を保っています。その下の寝屋川高校は、昨年より67人も志望数が減っていますが、一方で東高校の普通科が増えています。この2校は人気校ですが、こういった学校は、毎年高い倍率を保っています。年度によって3分の2ぐらいの志望者しか合格できないので、それを覚悟して受験に臨む必要があります。
受験生は倍率を気にしない
倍率を気にするのは学校や塾の先生だけで十分です。受験生は倍率が高いからといって、受け入れるしかないので、嘆いていても仕方ありません。不合格になったからといって、それは倍率のせいではありません。受験は学力による実力勝負であり、それまでどれだけ勉強してきたかが結果に出ます。厳しいですが、そういった関門を突破することに価値があるのです。高い倍率を見て、むしろ「絶対に合格してやる!」と意気込んでください。