旅行で子どもは学べる?

旅行で子どもは学べる?

間もなくゴールデンウイークが始ります。コロナの影響が徐々に落ち着いてきて、旅行を計画されている方もいるのではないでしょうか。旅行の中で、子どもに学びを得て欲しいと考えている親御様もいるかもしれません。確かに、旅行で学びを得ることは可能だと思いますが、普通の勉強とは違うということを認識しておきましょう。学ばせよう、学ばせようとするのではなく、旅行の中で、子どもが何かを感じてくれれば良い、と考えるべきだと思います。そうすれば、旅行は自ずと社会の勉強になると思います。

旅行が子どもに与える影響

旅行が子どもに与える影響として、非日常の刺激を感じられることが一番でしょう。子どもは自分が住んでいる、狭い世界しか知りません。特に中学生までは行動が制限されているので、基本的に自宅と学校周辺以外に行くことがほとんどありません。そのため、旅行で全く別の世界に行くことは、子どもにとって大きな刺激になるでしょう。特に海外であれば、日本と全く異なる文化に触れることができます。こういった刺激で何か学びを得たり、将来の夢が生まれたり、興味のある物事が増えたりするかもしれません。旅行はは子どもにとって良い影響を与えることは間違いないので、積極的に様々な場所へ連れて行って欲しいと思います。

旅行で行く場所

刺激を得られるという点では、海外が一番いいかもしれませんが、少々敷居が高いので、もちろん国内でもいいと思います。ただ、国内であればできるだけ地元と異なる場所へ行く方が良いでしょう。田舎に住んでいる子が、東京や大阪といった都会を初めて訪れたら、きっと圧倒されるでしょう。そこではテレビやインターネットではわからなかった、リアルな空間が実感できるはずです。社会の勉強になるから歴史的な場所に行く、という計画ももちろん良いと思いますが、子どもが知らない世界に連れて行ってあげれば、それだけで子どもは感じることがあるはずです。そのため、毎年同じ場所に旅行するよりも、違った場所へ行く方が良いでしょう。

旅行は学ぶことより楽しむことを優先する

何か子どもにとって学べることがあれば…と考えて旅行することもいいですが、まずは楽しむことを優先した方がいいでしょう。ディズニーランドやUSJに行きたいと言っている子どもに、「さあ、次の旅行は奈良のお寺巡りをしよう。」と言うと、嫌な顔をされるかもしれません。全く興味のないことを強制されるのは、子どもにとってただの苦痛です。旅行は楽しむ、気分転換するということが一番の目的のはずなので、無理に学びを詰め込むと逆効果です。楽しむことを最優先にして、楽しむ中で、何か刺激や学びを子どもに与えられればいい、ということで十分だと思います。