中学3年生は五ツ木模試を受けよう

中学3年生は五ツ木模試を受けよう

五ツ木書房が実施している五ツ木のテスト会、通称「五ツ木模試」は、約16万人の中学生が受験する近畿圏最大規模です。模試は受験人数が多いほど、正確なデータが取れ、精度の高い志望校判定ができます。そのため、当塾の中学3年生には、必ず受験してもらっています。自分の学力を確認することはもちろん、志望校に悩んでいたり、初めての入試に向けて意識を強める意味でも、五ツ木模試を受けることはとても重要です。受験のことを全然考えてなかった生徒が、五ツ木模試を受けてから、勉強に対する意識が明らかに変わったケースもあります。

五ツ木模試の受験時期

中学3年生対象の五ツ木模試は5月から翌年1月まで、ほぼ月に1回の頻度でテストを実施しています。中学1・2年対象のテストもありますが、こちらは年2回ほどしか実施しておらず、受験人数も3年生と比べてかなり少ないようです。実際、高校入試に関しては、模試を受けるのは3年生になってからで十分だと思います。中学3年生で必ず受けて欲しいテストは、9月~12月にあるいずれかです。志望校を決める時期が年末なので、その前に模試を受け、志望校と自分の学力を照らし合わせておくべきなのです。そのため、この期間は2回以上受験してもいいと思います。逆に言うと、志望校が確定してしまえば、その後のテストはあまり受験する必要はありません。年明けの模試を受験するのであれば、赤本や、過去問・予想問題集をする方が良いでしょう。

7月の模試+夏休みで学力を伸ばす

志望校が全くなかったり、入試への意識があまりない人は、5月~7月で受験してみてもいいでしょう。そうでない人でも、7月の模試は受験をおすすめします。夏休みは受験勉強が最もできる期間なので、真剣に受験勉強に取り組みたい人は、7月に五ツ木模試で学力を確認してから、夏休みに入るほうが良いのです。様々な志望校を書いておき、模試の結果を確認することで、しっかり進路について考えることができ、夏休みの勉強にもより力を入れることができます。そして9月以降でもう一度模試を受けて、志望校を決めるのです。7月の模試は、ほとんどの学校で定期テストが終わった後に実施されるため、受験しやすい期間でもありますし、受験勉強を夏にがんばりたい人は「7月の模試→夏休みの勉強→9月以降の模試」という計画を立てておきましょう。

五ツ木模試の注意点

五ツ木模試は、難易度が高いわけではありません。そのため、難関私立高校の入試に挑むトップレベルの生徒には、あまり参考にならない部分もあります。公立のC問題もそうですが、やはり、難しい入試問題で合否が分かれる場合、そのための勉強を入念に行う必要があるでしょう。また、五ツ木模試は大阪府の中学3年生が絶対受けるべきテストではありますが、たくさん受ければいいというものでもありません。前回から受験勉強をしていない状態で、再び模試を受けても、結果はあまり変わらないでしょう。もちろん長時間のテストは疲れますし、その分の時間を普通に勉強した方が良いかもしれません。それらを踏まえて、適切に活用していただければと思います。

2023年度の五ツ木模試日程

五ツ木模試の申込は、①取り扱い店での申し込み、②オンラインの申込、③塾などの団体申込、の3つがありますが、申込期間は意外と短いので注意してください。詳細は五ツ木書房のホームページで確認してください。また、団体申込をしていない塾もたくさんあるので、塾に通っていても、申し込みについては早めに確認しておきましょう。

第1回 5月14日(日) 
申込受付期間:5月1日(月)~5月9日(火)

第2回 6月11日(日) 
申込受付期間:6月1日(木)~6月6日(火)

第3回 7月9日(日)
申込受付期間:6月29日(木)~7月4日(火)

第4回 9月10日(日)
申込受付期間:8月31日(木)~9月5日(火)

第5回 10月8日(日)
申込受付期間:9月28日(木)~10月3日(火)

第6回 11月12日(日)
申込受付期間:11月2日(木)~11月7日(火)

第7回(特別回) 12月10日(日)
申込受付期間:11月30日(木)~12月5日(火)

第8回(直前回) 1月21日(日)
申込受付期間:1月11日(木)~1月16日(火)