【中学生】副教科の成績も大切に

副教科の成績も大切に

公立高校の受験では中学の成績(内申点)が重要になりますが、その中にはもちろん音楽・美術・技術家庭・保健体育といった副教科も含まれます。そして、主要5教科も副教科も、公立受験に加算される内申点としては同じ扱いになるため、主要5教科成績が良いだけでは、副教科の成績が低いと、合計の内申点に大きく響いてきます。副教科はどうしても軽視されがちですが、しっかり良い成績を取れるようにしましょう。

副教科の定期テスト対策はしっかりと

副教科が軽視される理由として、入試で出題されない、テストは回数が少ないといったことがあります。副教科は5教科と違い、入試のために勉強を積み上げていく必要はありませんし、毎回定期テストがあるわけではもありません。しかし、内申点としては他の教科と同等に扱われるのです。つまり良い成績を取るために、テスト勉強はしっかりするべきなのです。ただ副教科のテストは基本的に範囲が狭く、複雑な内容はありません。そのため暗記を頑張れば、誰でも高得点を取ることができるはずです。テスト範囲の内容をしっかり頭に入れ、先生が言っていたことも聞き逃さないようにしましょう。副教科では、授業中で言われた内容がテストで出ることが結構あります。

副教科のテスト勉強は2,3日でOK

そもそも副教科は授業時数が少ないので、授業で習う内容があまりなく、テストで出題される部分も限られてきます。そのため理科や社会よりおぼえる内容は少ないはずです。また、学習した内容が薄い分、難しい問題が作りにくいので、ほとんどが基本的な問題で構成されているはずです。そのため、テスト勉強もそれほど時間がかからないはずです。何なら、1日しっかり勉強するだけでも、ある程度テストで点数が取れるでしょう。しかし1日だと暗記した内容がすぐ抜けてしまう可能性があるので、最低2日、できれば3日間テスト勉強をしてください。もちろん時間のかかる主要5教科を先に勉強し、副教科はテスト前の2、3日で仕上げるのがおすすめです。

普段の授業態度や実技も大切

どの教科にも言えることですが、授業内での評価も、当然成績に含まれます。課題や宿題はきちんと提出し、授業態度などで余計な減点をもらわないようにしましょう。また、特に保健体育や音楽は実技テストが行われることも多く、ここでの評価も非常に重要です。実技については得手不得手の影響がありますが、できる限り良い結果を出せるように、努力するべきです。体育であれば全力で取り組み、音楽の楽器を使ったテストなど、練習できるのであれば練習しておきましょう。苦手であっても、自分の中での最高の結果を求めるべきです。また、実技テストは定期テスト期間以外に行われるので、練習する余裕もあるかと思います。

科目の多い定期テストは余裕を持って計画的に

同じ定期テストでも、科目の数が違うと必要な勉強量も変わってきます。中間テストと期末テストに分かれている学校では、副教科は期末テストに集中する傾向にありますが、そうでなくても、ある程度テストの科目数が多いことは事前に把握できると思います。もしテストの科目が多いと予測できる場合、必ず早めにテスト勉強をスタートさせましょう。スタートが遅く、いつの間にか時間がなくなって、副教科の勉強に手を付けられない中学生を何人も見てきました。まずはワークや提出物など、するべきことは早急に終わらせて、テスト前に余裕を持てるようにしましょう。