【中学1年生】夏休みの勉強について

中学1年生の夏休みの勉強

間もなく夏休みです。昨年は中学3年生の夏休みの受験勉強についてお伝えしましたが、今回は中学1年生がするべき、夏休みの勉強について紹介します。もちろん中学3年生ほど勉強する必要はありませんが、だからといって何もしないと、来年以降に悪い影響を与えてしまうこともあります。将来を見据えて早めに始めることは、勉強にとって非常に大切なことです。中学1年生から、しっかり計画的に勉強するように心がけましょう。

1年の勉強は「英語・数学」優先で

勉強の優先度としては、英語が最も高く、次に数学です。その理由は、学習内容がこの先ずっと繋がっていく科目だからです。例えば1年生のはじめに、英語のbe動詞や一般動詞についての文法を学習しますが、これは中学2年、3年、さらには高校以降の英語でも必須の文法で、これが理解できていなければ、その後の英語にも大きく影響することになります。数学も同様で、1年で方程式、2年で連立方程式、3年で2次方程式を学習しますが、1年の方程式を理解しないで2次方程式を理解することは困難です。国語、理科、社会はそういった繋がりが強くない科目ですが、英語と数学は1年からの学習が、後の学習に強く繋がっているので、勉強の優先度が高いのです。例えば、1学期のテストが英語70点で社会50点の場合でも、1年生は英語を優先的に勉強することをおすすめします。

英語の文法の勉強が最重要

中学1年生の1学期の英語の内容は、はっきり言って難しくはありません。アルファベットを覚えて、I am ~、I like ~というような、簡単な文を少し習うだけなので、極端な話、丸暗記だけでも高得点が取れるのです。そのため、1年生1学期の定期テストの点数は高い傾向にあります。しかし、基本の文をおぼえるだけで点数を取っていても、2学期以降の学習でつまずき、テストの得点は下がっていくでしょう。なぜなら、文法を理解できていないからです。英語で必要な力というのは、「文法を理解し、単語を組み合わせて様々な文を作れる力」です。文法が理解できていないと、単語の意味だけで、なんとなく文を訳す英語になってしまうのです。それだけでも高得点を取る生徒もいますが、将来必ずつまずきます。是非、中学1年生の夏休みに、文法の基礎をしっかり固めてください。一英語の講師として、強く推奨します。

数学は計算力を磨く

中学1年生の数学では、主に「正負の数」「文字式」「方程式」になるでしょう。これらはいずれも、計算が問題の中心になってきます。またこれらを解く上で必要とされる計算力は、2年、3年と繋がっていくものです。そのため、正確な計算ができるように勉強することが最優先です。具体的にすることは、計算問題を沢山こなすこと。それに尽きます。計算は正確に、間違いを減らせるようにしていくことが大切で、計算間違いが多いまま次の学年に進むと、同じような間違いをずっとする可能性があります。中学3年生で、プラスとマイナスの符号間違いをする生徒は、1年の頃から正確な計算ができないまま進んできたのです。計算は数学の核です。夏休みはたくさん計算問題をこなして、計算力を磨くことをおすすめします。

国語・理科・社会について

先述した通り、中学1年生の夏休みの勉強優先度は「英語→数学→その他の科目」です。例えば1学期のテストで、英語が70点、社会が50点だとしても、英語の勉強を優先すべきです。国語・理科・社会のテストは、1年生でも3年生でも、テスト範囲を暗記することがテストの点数に直結します。英語や数学のように、過去の学習の理解度が影響することは少ないのです。そのため、国語・理科・社会の点数が低ければ、まずは次のテストのために、内容をしっかり暗記しなさいという話になります。しかし、次のテスト範囲の内容を、夏休みでおぼえていく必要はありません。2学期、学校が始まってから十分です。ただ、国語・理科・社会が低い人は、暗記の努力が足らない他、文章を読む力が低い可能性があります。国語はもちろんですが、理科や社会も、教科書の文章を読み、自分の頭で整理しておぼえていくのです。しかし、それが苦手な人は少なからずいます。そういう人は、夏休みで文章を読む練習をしてもいいでしょう。

学習塾ランプで基礎を固めよう

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