【新中学3年生】受験へ向けて、春からの勉強方法
受験へ向けて、春からの勉強方法
暖かくなり、春が本格的に始まったように感じます。春休みに入り、まもなく新学年となります。特に中学3年生となる人は、受験生ということになります。まだまだ受験への実感は湧かないとは思いますが、少しでも意識して勉強に取り組むことが大切です。勉強の質は、意識で大きく変わることがあります。

まずは1,2年の理科・社会の復習
春休み、まずはじめに手を付けてもらいたいのが理科・社会の復習です。人によって異なりますが、1,2年生で学習した内容は、結構忘れていると思います。1,2年生であまり勉強しなかった人であれば、忘れているところか、はじめから十分な内容が頭に入っていません。入試は中学生の学習内容の全範囲から出題されますが、中学3年生になる時点で、既に3分の2は学習済みなのです。つまり、その学習済の内容を完璧に仕上げることが、先決です。中でも理科・社会の知識や語句は、いわゆる暗記すれば良い内容が多いので、ひとりでも十分勉強できます。おすすめの勉強方法は、教科書を読んで頭で整理することです。そして、暗記するべき重要語句を紙やノートに書いていくと良いでしょう。詳しくは、「キーワード勉強法」をご覧ください。
英語と数学は1から復習を
英語はまず単語です。大量の単語を、入試1ヵ月前くらいにおぼえることはできないので、入試まで1年間かけて、しっかり単語を覚えるようにしましょう。また、英語の文法は、どこかに理解ができていない部分、ほころびがあると、わからなくなってしまったり苦手になる科目なので、1からの復習が必要なのです。そのため、1年のはじめに習う、「be動詞と一般動詞の文」から、きちんと理解できているかを確認していく必要があります。数学も同様ですが、1,2年で内容が繋がっている単元があるため、そのペアで合わせて勉強すると良いかもしれません。例えば「1次方程式と連立方程式」「比例・反比例と1次関数」などです。理科・社会は教科書で十分勉強できますが、英語と数学は、ワークや問題集など、何か教材を購入しても良いでしょう。もしくは、学校のワークなどを解き直すことも、ひとつの方法です。
苦手を克服したい
もし苦手な科目があれば、できれば克服するための勉強をしてもらいたいと思います。苦手な科目、テストの点数の悪い科目というのは、逆に考えると伸びしろが大きい科目ということです。80点を90点に伸ばすより、30点を40点に伸ばす方がはるかに簡単です。また、成績は全教科の合計が重要なので、極端に低い成績の科目があると、非常にもったいないのです。もちろん苦手な科目の克服は難しいので、塾、できれば個別指導塾で、苦手を克服できるように指導してもらいましょう。ただし、塾によっては、独自のカリキュラムで先に先に進めてしまうこともあるので、苦手を克服するために、しっかりとした復習をして欲しいという要望を事前に伝えておきましょう。
国語は漢字と文法の確認を
国語の勉強では、まず文法を勉強してもらいたいと思います。国語は読解問題がメインですが、これは夏以降に勉強を始めても間に合います。というより、国語の勉強は他の4科目より時間がかからないので、他の科目を優先しても良いのです。強いて言うなら、漢字と文法を確認することをおすすめします。漢字は英単語と同様、繰り返しおぼえる方が定着するので、春にやって、夏にやって、冬にやってと、回数を増やすことが有効です。また、文法問題は、数は少ないですが、入試問題には必ずと言っていいほど出てきます。文法で躓いている人も多いので、しっかり復習しておきましょう。
学習塾ランプでは、全ての教科で1からの復習を徹底しています。苦手を克服するために、しっかり時間をかけて丁寧に教えます。新中学3年生には、基礎をしっかりと理解し、受験のための土台を作るための指導を春から行っています。