【小学生】自宅学習のおすすめ市販教材

小学生の自宅学習おすすめ市販教材

小学生の勉強に関しては、学校での勉強がきっちりできていれば、無理にやらなくても良いと思います。しかし、学校の勉強でつまずく所が多いようであれば、やはり自宅での勉強もした方が良いでしょう。今回は、小学生におすすめの勉強方法と、自宅学習において、おすすめの教材を紹介していきたいと思います。

考える力を鍛える教材

学校の勉強でそれほど躓いていないようであれば、上の写真にある、小学館の「算数と国語を同時に伸ばすパズル」がおすすめ教材のひとつです。これは当塾のパズル学習でも使用していますが、論理的思考力を養うための問題が掲載されています。例えば「AさんはBさんより1学年上で、水泳が好き。」「Cさんは水泳が好きな人よりも下の学年。」といった情報から、それぞれの学年と好きなスポーツを整理したりする問題が掲載されています。文章を読んで、自分の整理する練習ができるため、国語が苦手な人はもちろん、算数の文章問題が苦手な人などにも非常におすすめです。学校の勉強とも異なる内容なので、勉強が好きではない子どもでも、自ら進んでやってくれるかもしれません。解き方を教えるのではなく、子どもに考えさせる教材なので、教える必要がないという点も自宅学習に向いていると言えます。

算数のおすすめ教材

算数では、まずは計算力を身につけることが重要です。計算ができない、ミスが多いと、他の算数にも悪影響を及ぼします。おすすめの教材は、メイツ出版の「小学生の算数おさらい計算ドリル」です。この1冊で、1年生~6年生までの計算問題が復習でき、問題数も結構あります。問題が足らないと感じれば、もう一度同じ問題をノートに解いてもいいでしょう。計算力がそれなりにあり、学校の勉強をしたいと言う人は、学研プラスの「算数をひとつひとつわかりやすく。」がおすすめです。見やすく、易しい内容なので、基本の確認に最適な教材です。

漢字のおすすめ教材

国語は漢字と語彙力を鍛えることが先決です。おすすめ教材は、先ほどの算数と同じシリーズである、メイツ出版の「小学生の漢字1026字書き取りドリル」です。1年生~6年生までの漢字がギュッと詰まっている、無駄のない内容になっています。ここで是非やっていただきたい勉強が、漢字の意味も確認することです。例えば小5の漢字、圧力、原因、営業・・・と書けても、意味を分かっていない子は少なくありません。残念ながら漢字の意味はこの教材に書いていませんが、親御様が一緒にやっていただければと思います。別の語彙問題集も買ってもいいのですが、これらは掲載されている語彙が結構難しく、国語がある程度得意な子向けだと思います。

国語のおすすめ教材

国語の読解力を付けたいという人は、大和出版の、ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集がおすすめです。これは、論理的に読解するための指導書とも言えるもので、抽象・具体の話から、対比関係、同等関係、因果関係などを、易しい例題を確認しながら学ぶことができます。解説も丁寧で、漢字にルビもふってあり、親のサポートがあれば、低学年からでも取り組めるようになっています。低学年は少し早いにしても、国語が苦手ではない子であれば、中学年くらいから取り組めるでしょう。学校ではなかなか教えてくれない、国語の大切な内容が学べるので、おすすめの一冊です。また、これ以外も、ふくしま先生のシリーズはおすすめです。

英語のおすすめ教材

小学生から英語の勉強を自宅でしたいのであれば、まず単語を覚えるところからです。正直、単語帳はどれでもかまいません。中学生用の単語帳でもいいですし、英検受験を視野に入れているのであれば、英検の単語帳でも問題ありません。単語は数をおぼえることが大切なので、小学生用のものにこだわる必要はありません。文法を勉強したい場合、できるだけ塾などで基本の文法を教えてもらう方が良いのですが、自宅で勉強したいのであれば、学研プラスの「中1英語をひとつひとつわかりやすく。」がおすすめです。解説も多すぎず丁寧で、学びやすい一冊になっています。このように、英文法を独学で勉強する場合は、とにかく簡単なものを選ぶことです。できるだけシンプルに捉えて理解することが、その後の英語学習へ繋がります。

理科・社会の勉強は必要ない?

理科・社会の勉強は、学校だけで十分でしょう。中学の理科・社会は、小学校の学習内容をほとんどカバーしているので、中学から勉強すれば十分です。もしやりたいのであれば、中学の先行学習として、中学生用の教材を使っても良いですが、そこまでする必要はないと思います。もし理科や社会に関係する内容で、子どもが興味を示したのであれば、勉強用の教材でなくても良いと思います。例えば歴史関係の漫画とか、科学のふしぎをテーマにした本とかでも良いでしょう。ともあれ、理科・社会の勉強優先度は低いと言えます。