勉強意識を変えれば成績は伸びる

成績を伸ばすために必要ことは2つあると考えています。それは、「勉強今日を増やす」ことと、「勉強意識を変える」ことです。おそらく「勉強量を増やす」というのは、誰もが思い浮かぶことかもしれませんが、「勉強意識を変える」ことは、気付かない人も多いのです。しかしこれは誰でもできることで、間違いなく効果もあります。

勉強意識の差

それでは、勉強の意識とは何でしょうか。勉強をする時間とて思い浮かぶのは、もちろん学校の授業が最優先に出て来るでしょう。学校では毎日6時間、実際はもっと短いと思いますが、授業を受けて勉強しています。しかし、勉強への意識が低いと、その授業がほとんど意味のない時間になってしまうこともあります。例えば同じ授業を受けていても、先生の話をしっかり聞いていない人は、先生の話をしっかり聞いている人より、得られるものが少なくなってしまいます。これが勉強意識の差です。そして、その勉強意識を強くすることが、成績を伸ばすことに繋がります。

授業を聞くときに意識する

それでは、具体的に勉強の意識を強くすることを考えていきます。まず授業中にするべきことは、できるだけたくさんの情報をインプットすることです。先生の話、板書、プリント、教科書などから、できるだけ沢山の知識をインプットしていきます。このとき優先すべきは先生の話と板書です。プリントや教科書は後から見直すことができますが、先生の話などは、その時だけしか聞けないこともあります。もちろん先生が教科書と同じような話をすることもありますが、考え方や解法、裏技的なものなど、ためになる情報も混じっているはずです。そして、そういったことを意識していれば、この話は教科書に載っていそうだな、この話は教科書に載っていなさそうだな、ということも判断できてくるので、全ての話に全力で集中する必要もありません。自分に必要な、有益な情報をキャッチしようとする意識、それが大切な勉強の意識なのです。

自分のわからない問題を意識する

学校の定期テストで点数を伸ばすにはどうすればいいか、と言う答えは一つです。それは、テスト前にできるだけ多くの問題を解き、「自分のわからない問題を解けるようにする。」ことです。学校の定期テストでは、授業、教科書、ワーク、プリント、などで扱われた問題、あるいはそれに類似した問題が出されることが非常に多いのです。つまりテスト前に見た問題を、いかに多く解けるようにするかが、テストの点数を伸ばす勉強なのです。そのためには、普段から自分のわからない問題を意識することが大切です。例えば授業でやった問題、ワークやプリント、問題集でやった問題などで、自分がわからないものがあれば、かならずチェックして、テストまでに解けるようにするのです。先生に聞く、友達に聞く、親や兄弟に聞く、教科書や解説、ネットで検索するなど、できるようにする方法はたくさんあります。テストの点数の高い人は、自然にこれを実行しているから、高得点がとれるのです。自分のわからない問題を見逃さない、という勉強意識は、非常に重要です。

内容理解を意識する

勉強とは、ほとんどが暗記に行きつきます。漢字、単語、語句、文章、公式、問題パターンなど、暗記することで、テストで点数が取れるのは間違いありません。しかし、表面的なものを暗記する勉強だけでは良くありません。例えば数学、公式があって、それを使って問題を解く。どういう公式か理解せず、問題も読まず、ただ公式に当てはめて問題を解いている人がよくいます。こういう人は、ただ表面的なモノだけを暗記して、当てはめているだけなので、問題が少し変わったり、文章問題になったりすると、全然解けなくなってしまうのです。確かに暗記は必要な勉強です。しかし、その中身を無視して、表面上の知識だけおぼえても、本当の学力は付きません。暗記したモノの中身、内容を理解しているのかを意識しながら勉強することが大切なのです。

意識改革と塾

当塾では、勉強の意識を高めるような指導を行っています。例えば、問題で正解していたとしても、「どうやってこの答えになったか、解き方を説明して。」などと生徒に確認して、本当に内容を理解しているかを確認したり、授業でわからなかったり気になったことはないか、ということを頻繁に聞いています。また、定期テスト前には、テスト勉強でどういうことをやっているか、テスト後にはどういうところを間違えて、次にどういう勉強をするかなどを話合っています。本当に優秀な生徒や、大学受験を見据えた高校生なんかは、自ずとそういうことを考えていますが、小中学生などは、なかなか自分でできない生徒が多いのです。そのため、他人からの働きかけで、勉強への意識は高めてあげると良いと思います。親からもこういう働きかけはできますが、親から言うと、子どもが反発する可能性があるので、こういった対応をしてくれる塾へ通わせることもいいかもしれません。