四條畷学園中学校・高等学校の紹介

本日、四條畷学園中学校・高等学校の学校説明会に行ってきました。今年で創立100周年となり、校舎や駅周辺も含めた改築を行ってるようで、昨年とは少し違う雰囲気になっていました。せっかくなので、今回は四條畷学園中学校・高等学校学校について紹介していきます。進路を考える際の参考にしていただければと思います。

中学校の特徴

四條畷学園中学校の最大の特徴は、3年制の私立中学校ということです。基本的に私立中学校は中高一貫教育が普通ですが、ここは公立中学校と同様に、高校受験を前提としたカリキュラムが組まれています。ただ、以前四條畷学園中学校の生徒を指導していたことがありますが、数学で高校内容を少し扱っていたので、公立中学校よりは難易度の高い授業が行われています。進路は外部受験だけでなく、四條畷学園高等学校への内部進学も可能なので、受験の保障があるという点でも安心です。中高一貫教育を望んでいない人だけではなく、地元の公立中学校に進学したくないという場合にも、選択肢にできる学校です。

中学校のコース

四條畷学園中学校には2つのコースがあります。

発展文理クラス

  • レベルの高い高校進学を目指す
  • 五ツ木駸々堂模試偏差値53程度
  • 1学年1クラス

発展探求クラス

  • 主体性と創造性を育む
  • 五ツ木駸々堂模試偏差値43程度
  • 1学年3クラス

発展文理クラスがいわゆる特進クラスで、発展探求クラスが普通クラスに相当します。発展文理クラスは文理学科や難関私立高校を目指す生徒が多いので、学習意識の高い生徒が集まっています。2026年度も文理学科に13名合格しており、クラスの3分の1くらいが文理学科に進学しているのは、素晴らしいことだと思います。一方で発展探求クラスは、少し公立と似ている雰囲気もあるかもしれません。ちなみにクラスは、生徒の希望と成績によって、進級時に変更することもできるそうです。試験は国語・算数の2科目受験が基本で、算数特待チャレンジ入試や自己アピール入試といった枠も用意されています。

中学校生活について

今回の学校説明会では、2名の生徒が学校生活について語ってくれました。昨年はそのようなことはなかったと思いますが、学校の取り組みとして、積極的に在校生を説明会やオープンスクールに参加させているようです。こういったところは公立中学校にはあまりない部分です。彼らは自分たちの中学校について、学校の先生方や先輩のスピーチに魅力を感じた、食堂がきれい、生徒たちの個性が強い、というようなことを話していました。施設が綺麗というのは私立ならではのいいところですね。

ただ、以前うちの塾に来ていた生徒によると、温水プールがあって水泳の授業が1年中あるので、だんだん水泳が嫌になってきたと話していました。説明会などではどうしても良い面ばかり見えますが、人によってはこういった問題点もあるので、できるだけ多くの情報を集めて検討することが大切です。また、7時間目の授業や土曜日の授業など、学習時間は公立よりも長くなっています。どの私立中学校にも言えることですが、通学と学校での長い学習時間は、慣れるまでは結構大変です。

高等学校の特徴

四條畷学園高等学校は、Well-being(身体的・精神的・社会的に良好で満たされた状態)を目指す教育ということを、中心に考えているようです。説明会でも、進学実績や教科指導などには一切触れず、様々な取り組みや挑戦ができる高校生活だということ、現代の「自分らしさ・自己実現」を追い求める学生の考えに合っている教育だという話が中心でした。つまり、大学受験前提で勉強する高校と言うよりは、進学か就職か、はたまた別の道か、学校生活の中で進路を考えることができる高校と言えるでしょう。私立授業料無償化の影響もあると思いますが、生徒数もここ5年間で500人ほど増えて、全校生徒1680名となっています。また、女子の割合が大きいのも特徴です。

高等学校のコース

四條畷学園高等学校には3つのコースがあります。

総合キャリア

  • 好きなことを探求する
  • ほぼ女子のみ280名
  • 五ツ木模試偏差値40程度

発展キャリア

  • 様々なことに挑戦する
  • 男女160名
  • 五ツ木模試偏差値44程度

特別シンガク

  • 学びと青春を楽しむ
  • 男女40名
  • 五ツ木模試偏差値51程度

総合キャリアコースはキャリアデザイン(好きを探求する授業)というものがあり、語学、美術、医療、保育など、10種類以上の中から自分の興味のある授業を受けることができます。このコースは特定の部活動に所属する男子を除いて、女子のみ募集しているコースのためか、美容や服飾など女子に人気のある授業も多くあります。発展キャリアコースもキャリアデザインがありますが、こちらはプロジェクト型学習(チームでプロジェクトに挑戦する授業)で、創造力や協調力、問題解決力などを伸ばす取り組みをしています。特別シンガクはそういった授業がない、最も教科学習に力を入れているコースです。

進路に関しては特別シンガクと発展キャリアは酷似しており、7割以上が大学進学です。しかし、特別シンガクは学力で進学している生徒が多いのに対して、発展キャリアはほとんどいません。総合キャリアは専門学校へ進む人が最も多くなっています。これはやはり、キャリアデザインの授業も進路に影響を与えていると考えられます。

尚、入試問題は国語・英語・数学の3科目で、どのコースも共通です。科目数が少なく難易度も高くないので、きちんと対策すれば合格基準の偏差値より低い人でも十分合格が狙えます。

※画像は2027年度四條畷高等学校パンフレットより抜粋したものです

高校生活について

四條畷学園高等学校のパンフレットを見ると、表紙に「#青春しようぜ」という大きな文字があり、中にはインスタに乗せるようなキラキラとした高校生の写真が、所狭しと掲載されていました。イベントを前面に押し出して、青春を謳歌するような雰囲気を強く表しています。実際のところ、学校行事が極端に多いわけではないようですが、総合キャリア、発展キャリアコースでは、キャリアデザインや進路探求といった授業が毎週3,4時間ほどあり、これも学生にとってはイベント的に捉えられるのかもしれません。教科学習の面においては特筆すべき点はありませんが、将来を見据えて、様々な経験ができるのは確かだと思います。

まとめ

中学校と高等学校で、少し違う印象を受けました。中学は3年制で公立と似ているけれど、授業が多くて少しレベルが高い。高校受験に向けて勉強に力を入れたい人や、公立中学を避けたい人の受け皿として、とても良い学校だと思います。一方で高校は、特別シンガクの1クラスを除くと、将来のために様々な経験を積むことを重視しています。教科学習よりも、そういった経験を積みたい人に合った学校だと思います。興味のある方は、ぜひ説明会やオープンスクールへ行ってみてください。

四條畷中学校HP:https://jh.shijonawate-gakuen.ac.jp/

四條畷高等学校HP:https://hs.shijonawate-gakuen.ac.jp/