小学生・中学生の国語と塾
小学生と中学生の国語
小学生や中学生で国語が苦手な子は多いのですが、塾では国語を受講する生徒が多くありません。どうしても算数や英語を優先してしまい、国語に手を出さないケースが多くなっています。日本人だから日本語はある程度扱える、というような考えから、他の教科の学習より優先されないのかもしれません。確かに国語は日本語の学習ですが、ただ日本語で日常会話をするのと、国語などで扱うことの多い論説文を読解するのとでは大きく違います。文章を自然と理解できる、元々国語が得意な子はあまり力を入れる必要はありませんが、苦手な子は学校以外の勉強をしたほうがいいでしょう。
学校の国語の授業について
国語が苦手な人は、学校での国語の授業だけではなかなか学力が伸びません。教科書に掲載されている文章について、先生がじっくり説明していく形式が一般的な国語の授業ですが、その説明を聞いているだけでは自分で読めるようにならないのです。結局、自分の力で文章を読む練習をしないと、自分の国語力は伸びないということです。読書をする子は、自然と国語力が上がっていきますが、実際に文章を読むことで得られる経験値は、非常に重要ということです。最近はアクティブラーニングによって、生徒が主体的に学ぶという取り組みが行われていますが、それで国語力が上がるのかというと、まだ疑問が残ります。
読書で国語力を上げよう
読書は間違いなく国語力を上げます。初めて読む文章から、様々な言葉に触れ、意味を認識し、イメージを作り、趣旨を掴む。文章の内容を自らの力で理解する過程が詰まっているのです。しかし子どもにとって、文章を読むことはなかなか敷居の高いことです。現代では”動画”という、視覚で直接理解できるもので溢れかえっているため、活字への抵抗が昔よりあるのかもしれません。活字への抵抗が強ければ、何でもいいので、まずは子どもが興味のある内容の文章を読ませる良いでしょう。スポーツや音楽、芸能やファッションなど、何でもいいと思います。本でなくても、Wikipediaの興味がある記事をなどを読んでも良いでしょう。ただし、できるだけ映像がない文章を選びましょう。文章から自分で映像をイメージする練習をしなければいけないのに、映像があると意味がありません。同じ理由から、漫画もおすすめできません。もちろん新聞、物語、随筆、論説文などを読むことが一番いいのですが、子どもは嫌がるでしょう。
塾では読む練習ができる
塾では学校で扱う文章以外も読むことになり、もちろん内容も国語的です。さらに。1,2ページほどで区切られた文章を読んで問題を解くので、集中力を切らさず取り組みやすいと思います。もちろんわからなければ、先生に教えてもらうこともできます。国語で出てくる文章は、論理的に読むことが重要であるため、先生からその読み方を教わることで、より国語の力を成長させることができます。このように、塾では軽視されがちな国語ですが、学校の国語とはまた違った効果が望めるのです。当塾でも論理的に文章が読めるように指導し、さらに語彙を増やすような学習もさせています。