入試の1週間前でするべきこと

入試の1週間前でするべきこと

大阪の私立高校入試まで残すところ1週間となりました。受験生の皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。入試直前で何をしたらいいかわからない人もいると思います。はっきり言って、1週間で何か大きく変わるということはなく、これまで積み重ねてきた学習が最も重要です。しかし、1点が大きく影響し得る入試のために、本番まで全力で準備をして欲しいと思います。

過去問を終わらせて本番テストをイメージする

この時期に過去問は、全て終わっていて当たり前だと思います。が、終わってない人は早急に終わらせましょう。過去問を解く上で大切なのは、本番のテストをイメージするということです。具体的には、入試でどういう問題が出るのかをチェックし、どういった順番と時間配分でテストを進めるかを考えておきます。もちろん、年度によっては過去問と形式が異なることはありますが、全てが大きく変更される可能性は低いので、ある程度計画を立てることができます。入試は、難易度の低い問題から解くことが定石ですが、自分に合ったテストの進め方をすることが一番なので、自分の得手不得手を考慮し、事前に本番をイメージしておきましょう。

過去問以外の勉強

過去問以外の勉強では、受験する高校と同じレベル帯の問題を解くべきでしょう。英俊社から出版されている「近畿の高校入試」の教科ごとの問題集がおすすめです。この問題集は、近畿の私立高校入試の問題を、単元や出題形式ごとに分けて掲載しています。自分の苦手なところや、復習したいところを集中して勉強することができます。数学の図形や関数、英語の長文など、どの学校でも必ず出題される問題は、できるだけたくさんの種類を解くべきです。暗記系は教科書、ノート、復習教材などでさっと確認していきましょう。

生活リズムを崩さない

生活リズムは規則正しく、今までと大きく変えないように注意しましょう。夜遅くまで勉強することも、多少はいいと思いますが、あまり深夜までやってしまうと、心身のバランスが崩れてしまうことがあります。特に風邪や病気になると最悪なので、健康な状態を保つことが先決です。先ほども言った通り、1週間で結果が大きく変わるわけでもありません。「時間が足りない!」と思う人は、それまで無駄にしてきた時間を悔やんでください。なんだか落ち着かない、緊張する、という人は外でランニングでもしてきてください。運動をすると気がまぎれますし、体にも良い影響を与えます。

私立入試で終わりではない

私立入試で終わりではありません。まず、併願の人は公立入試がありますね。約1ヵ月後なので、すぐに勉強を再開しなければいけません。専願の人は、合格していたとしても、高校までに少しずつでいいので、復習や予習をしておきましょう。高校は中学よりも断然難しい内容なので、しっかり勉強しないと付いていけなくなります。せっかく合格したのに、高校で成績が下がってしまっては元も子もありません。また、私立にせよ公立にせよ、不合格になり、自分の思った高校に行けない人もいるかもしれません。しかし、人生全体で見れば、高校入試の不合格なんて大したことはありません。後からいくらでも挽回することができます。そして、それはあなた次第です。今回の、受験という人生初のイベントを終えて、何を目指し、どう動くか、次のステップが重要なのです。