定期テストの見直しは重要

テスト結果を受け入れる

テスト結果は、時に自分の予想とかけ離れた点数になることもあります。予想よりも低い得点となった場合、ショックを受けることもあると思いますが、終わったことはしかたがありません。悔やんでも点数が上がることはないので、しっかり結果を見直して次に生かすしかありません。「結果が悪いと勉強する気がなくなる。」という生徒もいますが、そんなことを言っていると、ずっと成績が下がってくだけです。「すごい勉強したのにダメだった。」という人は、なぜ思ったような結果にならなかったのかを考えてみてください。自分が勉強した内容と、テストで出題された内容を見て、ずれた勉強をしていないか、勉強が足りていたのかを考えてみましょう。

テストの見直しは返却後すぐ

テストを見直すことは、次に繋げるために非常に重要です。まず、テストは返却されたその日に見直すようにしましょう。時間が経ってしまうとどんどんやる気がなくなってしまいます。問題の内容もおぼえているうちに、早めに間違えた所を見直し、どうすれば正解できたのかを考えるのです。その時、その問題が、①勘違いや計算違いなどのミス、②もう一度考えたら解けた、③もう一度考えても解けなかった、のどれなのかを確認してください。

正解できたのに間違えた問題

①勘違いや計算違いなどのミス、②もう一度考えたら解けた、という問題は、正解できたのに間違えた問題にあたります。もしテストで時間があまっていたのならば、「丁寧に問題を解く」という意識を持つだけでOKです。例えばよくあるのが、問題文をさっと読んでしまい、問題を勘違いしてしまった。計算を間違ってしまった。というようなミスです。これらは、問題文をしっかり読む、計算を丁寧にする、というだけで解決できるはずです。テストでミスが多い人は、普段、普通の問題を解いているときも、同じようなミスをしていることがよくあります。テスト以外でも、できる問題は、ミスなく1回で正解できるように心がけてください。普段からの勉強が、テストにも反映されるはずです。

自分が解けない問題

先ほどの、③もう一度考えても解けなかった問題は、勉強が足りなかったと言っていいでしょう。もちろん、事前にそこを勉強していれば良かったのですが、中にはとても難しい問題があるので、必ず事前にやるべきとは言い切れません。テストは、平均点が80点を超えるような、簡単すぎるものだと良くないので、やはり発展問題というような難しい問題がいくつか出題されます。それを解けることが理想ですが、大切なのは、徐々に自分の勉強のレベルを上げていくことです。発展問題は、基礎がしっかり理解できた上で取り組むことに意味があります。まずは基礎、難易度の低いものから徐々に理解していくことが最優先なので、そこでつまづくようであれば、発展問題に取り組む必要はありません。しっかり自分の学力を考え、一歩一歩勉強することを心がけましょう。

テストは時間配分も考えて

「正解できたのに間違えた問題は、丁寧に解くことを心がけましょう。」と言いましたが、テストは時間制限があることを忘れてはいけません。テストは、一見ただ問題を解くだけのように考えられますが、時間を上手く使うことも重要です。「ひとつひとつ丁寧にやりすぎて、時間がなくなった。」という事態になれば、元も子もありません。簡単なところは、あまり時間をかけずに進める、ただしミスには気をつける、といったことが大切です。「どうしても時間がかかってしまう。」という人は、事前の勉強で、同じような問題をたくさん解いておきましょう。何度も何度も解いた問題は、慣れているので回答スピードも速く、ミスも少なくなるはずです。テストは独特な緊張感を感じる人もいるかもしれませんが、事前に、しっかりテスト勉強したところは、自信を持って答えられるはずです。

間違い直しの数が、学力UPに繋がる

間違えた問題を、理解して解けるようにする。そうすれば、同じような問題が出されたときに、正解率は大きく上がるはずです。テストで良い点数を取るには、いかに沢山の問題を解き、いかに沢山の間違い直しをして、いかに正解率を上げるかにかかっています。つまり間違い直しをすると、自分の学力は確実に上がるということです。