必ず家で勉強できる方法

必ず家で勉強できる方法

勉強は短期間の詰め込み学習ではなく、長い時間をかけてじっくり学ぶことが重要です。暗記についても、短期間で詰め込んだ内容はすぐに忘れてしまいますが、長い時間をかけておぼえたり忘れたりを繰り返すことで、より記憶に定着します。定期テストにおいても、普段から勉強しておけば、軽く復習するだけで良い点数が取れるようになるでしょう。ただ、わかっているけれど、どうしても家で勉強できないという方が沢山いるとおもいます。そこで今回は、必ず家で勉強できる方法を紹介します。

生活に勉強を組み込む

必ず家で勉強できる方法は「生活に勉強を組み込む」ことです。まず、生活において、家でやっていることを考えてみてください。朝食、昼食、夕食、トイレ、風呂に入る、歯を磨く、寝る、などということは、誰でも毎日していることだと思います。今回提案する方法は、このような日常的に行うことに結びつけて、勉強をするということです。例えば、夕食の前に英語、夕食の後に数学、風呂に入る前に数学、歯を磨いた後に社会、寝る前に理科を勉強する、というきまりを作るのです。つまり、日常的な行動と勉強をセットにしておくことで、絶対に勉強することができます。

生活の一部の勉強

この、生活の一部に勉強を組み込むことの注意点は、勉強量は少なくすることです。例えば、数学なら大問1つを解く、社会や理科なら教科書1ページをしっかり読む、国語や英語なら漢字や単語を3つおぼえる、というように、5分くらいでできる内容にしてください。できるだけ生活の負担にならないようにしなければ、長く続けることはできませんし、短い時間の勉強は集中力が途切れないという利点もあります。毎日数分の勉強でも、1週間の勉強時間は、合計で1時間を超えるはずです。勉強内容は、暗記系か、学校の授業のの復習をさらっとすることがおすすめです。まずは無理せず、1つのきまりを作って勉強してみましょう。

お風呂で勉強してもいいかもしれません。最近はお風呂にスマートフォンを持ち込んでいる人が非常に多くなりましたが、湯船につかっている時間は、1つのことに集中できる時間でもあります。また、湯船につかる時間を5分~10分くらいと考えると、短時間の勉強には最適です。いつもスマホを持ち込んでいる人は、動画やゲームを見るのではなく、勉強してみてはどうでしょうか。ただ、書いたりすることが難しく、限られた勉強になるので、できれば机で勉強するようにしましょう。

日々の楽しみに勉強を組み込む

生活に勉強を組み込む方法ですが、モチベーションを高めるためにも、自分が日々楽しみにしていることの前に勉強してもいいかもしれません。お菓子を食べる、テレビを見る、Youtubeを見る、インターネットをする、音楽を聴く、ゲームをする、漫画を読む、など、自分の楽しみの前に勉強するというきまりを作ってみましょう。ゲームが大好きだ、でもゲームをする前に必ず教科書を読まなければならない、という状況にしましょう。勉強に対して、ご褒美のように自分の好きなことができると、モチベーションも上がるかもしれません。

親からも提案できる

この方法は、親から提案することもできます。例えば、夕食の前に必ずその日の授業のノートを確認する、というきまりであったり、教科書を読まないとお菓子が食べれない、ということを提案してもいいかもしれません。ただし、勉強はできるだけ具体的に、少ない量を提案してくしてください。また、子どもがそれを受け入れるようにうまく話を持っていくことが大切です。例えば、「今回の英語のテストの点数が悪いから…お風呂で単語覚えたら?」というような感じです。学校の成績が良くないから、ちょっと勉強しないといけない、という意識が子どものなかで芽生えた時に提案すると効果的かもしれません。とにかく子どもは、親から無理やりやらされることを嫌うため、なるべく抵抗なく受け入れられるようにする必要があります。

日々の勉強は大切

今回、家で勉強できる方法として紹介しましたが、日々こつこつと行う勉強は大切です。学校で1回だけ習った内容を忘れてしまうのは当然です。しかし、普段から軽く復習していると、学習した内容がより頭に残るはずです。この積み重ねが、後々大きな差になってきます。また、今回紹介した、日常生活に勉強を組み込むという方法のように、意識せずとも習慣的に行う勉強も大切です。(”勉強はやる気に頼ってはいけない”参照)

今回は勉強への抵抗を少なくするため、短時間の勉強で良いと述べていますが、より学力を伸ばすためには、しっかりと自宅での勉強時間を確保したいところです。