社会のキーワード勉強法

皆さんはどうやって社会の勉強をしていますか。社会は暗記中心の勉強をすることになりますが、どうやっておぼえればいいかわからない人もいると思います。また、重要語句を暗記することに執着して、すこしずれた勉強をしている生徒を見かけることもあります。今回は、そんな社会の勉強について、おすすめの「キーワード勉強法」というのを紹介させていただきます。

社会の教科書は最強

社会の勉強は、教科書を読むことが基本です。社会のテストは、ほぼ全て教科書に書いている内容から出題されるので、極端な話、教科書の内容を丸暗記すれば100点を取れてると言ってもいいでしょう。英語などは教科書だけで勉強することは難しいですが、社会において教科書は最高の教材と言えます。もちろんワークや、ノートを用いた勉強も良いのですが、教科書と違って省略されている部分が多く、そこを自分で補って勉強する必要があるのです。教科書の本文は、要点が簡潔にまとめられた文章になっているので、説明や話の流れに無駄な部分もありません。社会では間違いなく教科書が最強です。しかし、教科書だけの勉強が難しいという人は、ノートやワークを使ったり、次に紹介する「キーワード勉強法」を試してもいいかもしれません。

キーワード勉強法のやり方

今回紹介する「キーワード勉強法」は、教科書とノート(白紙なら何でも良い)を使います。勉強の手順は次の通りです。

  • 教科書の本文を読み、文章内のキーワード(重要語句)をノートに書きだす
  • 再度教科書を読み、書いたキーワードがどういうモノかを確認する
  • キーワードを見て、自分の言葉でその語句の説明をする

まずはじめに、各ページや文章内で重要語句と思われることばをキーワードとして書きだしていくのですが、教科書で太字になっているところはもちろん、それ以外にも人の名前や事件など、文章を読んで重要だと感じたものがあれば書き出しましょう。色を変えて書いてもいいでしょう。

そして、その各キーワードの説明をできるように、再度教科書を読んでください。丸暗記ではありません。自分の言葉でキーワードを説明できるようにしたいので、文章を理解しながら読んでいきましょう。

歴史の教科書から書き出したキーワード

キーワードから教科書の本文を話せるように

この勉強の目的は、キーワードを見て教科書の内容を自分の言葉で話せるようにすることです。教科書を丸暗記するのではなく、教科書と同じ内容を、自分の言葉で話せるようにしてください。何もない状態から教科書内容を話すのは難しいので、重要語句である「キーワード」をポイントにして、そこに関係する説明を考えていけば良いのです。

例えば「足利義政」というキーワードから、「足利義政のときに応仁の乱が起こったけど、それは守護大名細川氏山名氏の対立から始まった。」というような感じです。複数のキーワードを入れた説明もいいですね。ここからさらに「守護大名」が何か、ということも言えるようにすべきです。自分の説明で、自分がよくわかっていない言葉を使ってはいけません。語句を暗記しても、その語句が何かを知らなければ、何の意味もありません。説明できなければ、教科書を何度も読み返して内容を理解しましょう。重要語句、言葉の意味や内容、それらの繋がりなどがわかってくると、社会の理解度は大きく伸びます。

キーワードは問題に出されそうな言葉を書く

書き出すキーワードは、基本的にテストで出されそうな言葉を選びましょう。わからなければ、社会の過去のテスト、プリント、ワークや問題集など、実際の問題を見てからキーワードを考えてもいいでしょう。太字の重要語句は必ず書き出して、あとは自分が重要と思ったものも書いてかまいません。例えば、右のキーワードに「米」とか「小麦」は書かれていませんが、書いてもいいのです。どちらにせよ、「稲作をしている地域はが主食で、畑作をしている地域は小麦が主食である。」という内容を言えるようにすることが目的です。キーワードとして書かなくても十分理解しているなら書かなくてもいいですし、少ないキーワードでは説明が難しいと思えば、多めに書いてもいいでしょう。

地理の教科書から書き出したキーワード

キーワードの紙は繰り返し使える

キーワード勉強法の良いところは、キーワードを書いた紙が、繰り返しの勉強でも役に立つことです。人間、おぼえたことは忘れてしまいます。しかし忘れても、何度か思い出すことを繰り返すと、なかなか忘れなくなります。そのため、キーワードを書いた紙は保管しておいて、数日後やテスト前に見直しましょう。そこで再度、きちんと内容を説明できるかを確認してください。もちろん忘れている部分はあると思いますが、ヒントとなるキーワードのおかげで、思い出しやすい状況になっているはずです。ヒントを元に、関連する情報を思い出すことができれば、さらにしっかりと頭に残るはずです。紙ではなく、自主勉強用のノートなんかを用意するとさらにいいですね。

社会という物語

よく、語句だけを必死に暗記している人がいますが、その語句の意味や背景など、関係する内容も含めておぼえることが重要です。内容さえ正しければ、教科書通りの説明でなくてもいいのです。例えば好きな映画やドラマ、アニメや漫画で、「それってどういう話なの?」と聞かれた場合、登場人物や出来事を紹介しながら、ストーリーを自分の言葉で説明していくと思います。社会でも同じようなことをしてください。地理や歴史のストーリーがあって、その中で人物名や色々な語句が出てくるのです。語句だけを暗記しても、物語は語れません。まずは社会という物語をしっかり読んでください。そして物語を他の人にも話せるようにして、そこに含まれる重要語句は書けるようにする。これが社会の勉強です。