子どもに勉強させる裏技
子どもに勉強させる裏技
子どもの勉強する気がなかなか出ない。子どもに勉強させたい。と思っている親御様は沢山いらっしゃると思います。子どもが自分から勉強しれくれれば、勉強するように言う必要はありませんし、塾に行かなくてもいいかもしれません。今回は、子どもに勉強させる、やる気を出させるために、有効と思われる方法をお伝えします。もちろんこの方法が全ての子どもに有効ではありませんが、実際に勉強するようになった子もいるので、参考にしてください。
報酬(お金)で勉強をやる気にさせる
子どもに勉強させる裏技、それは「報酬を与える」ことです。勉強をやる気が出る一番の理由は、勉強する目標のためです。もちろん学生としては、志望校を目標に勉学に励むことが理想かもしれませんが、高校3年生ならまだしも、そういった大きな目標を持っている子どもは多くありません。そこで、学業成績に応じて報酬を子どもに与えるという方法を使います。勉強すれば報酬が貰えるとなれば、子どもはそれを目標にして勉強する可能性があります。報酬は子どもが欲しているものなら何でもいいですが、特定のものがなければ現金が良いでしょう。はっきりした報酬ですし、金額も細かく調整できます。具体的には、次のテストで5教科合計400点を超えたら〇〇円あげるとか、月々のお小遣いを〇〇円増やすなどという感じで、事前に約束しておきましょう。
お金は抵抗があるという方へ
お金で子どもを釣るような行為に、抵抗があるという方がいらっしゃるかもしれませんが、お金をあげることは何も間違っていないと思います。大人は、仕事をした報酬として給料が支払われますが、子どもも同じように、勉強した対価としてお金を支払ってあげるのです。「子どもの仕事は勉強することだ。」と言う大人がいますが、それならその報酬としてお金を払ってもいいはずです。しかも、テストの点数というわかりやすい結果もあるので、それをもとに報酬を出すことができます。営業で契約が取れたとき、インセンティブが支払われるのと同じような形と言えるかもしれません。報酬のために結果を出したい。それをモチベーションに勉強する、努力するという形は、社会的に正しいと言えるのではないでしょうか。
目先の目標だけでは勉強は続かない
このように、報酬で勉強のやる気を出せることはありますが、ずっと使える方法ではありません。テスト結果で報酬を得るということは、目先の目標でしかないからです。勉強を継続するためには、勉強によって実現させたい大きな目標が必要になります。進学したい学校、就きたい職業、将来の夢、そういった未来に向けた大きな目標を見つけるべきであり、周囲の大人は、それを見つける手助けをしていくことが最も大切です。ただ、そう簡単に見つかるものでもなく、将来の目標ばかり子どもに求めても、子どもは辟易としてしまいます。決して押し付けるのではなく、時間をかけて一緒に探していくべきでしょう。