やる気のない子どもに勉強させる方法
子どもが勉強しないというのは、親にとってよくある悩みの種かと思います。子どもは、そのほとんどが勉強が好きではないと言っても過言ではありません。そんな子どもに勉強させることはかなり難しいことです。さらには、親の思いがうまく伝わらず、子どもとの関係を悪化させてしまうこともあります。そうなると、子どもは余計に勉強しなくなります。しかし、やり方次第では子どもに勉強させる可能性もあるので、そのための方法をいくつか紹介します。また、逆にしない方がいいこともお伝えするので、参考にしていただければと思います。

塾に入れる
子どもに勉強させるためには、塾に入れることが一番手っ取り早い方法です。塾に入れば、決まった日時に必ず勉強することになりますし、塾という環境や塾の先生の働きかけによって、子どもの勉強意識が変わる可能性があります。そして、実は塾に入るまでの過程で、勉強することへの意識を成長させられる可能性もあります。そのためには、塾に入れる前に子どもとしっかりコミュニケーションをとることが大切です。
まず初めに、「自力で勉強できていないから塾に行く」ということを子どもに納得させることから始めましょう。塾に行きたくないという子を無理やり塾に行かせても、良い結果になることはほとんどありません。渋々でも構わないので、塾で勉強することを納得させてください。そして塾を選ぶ際も、面談や体験授業を経て、できるだけ子どもに通う塾を考えさせましょう。もちろん「この塾は我が子に合わないのではないか。」というような親の考えも含めても構いませんが、できるだけ子ども主導で進めていく(もしくはそう思わせる)ことで、子ども自身に責任を与えることができます。親と子、塾の先生と色々話し合って考えて決めた塾、その過程や事実が、勉強する気持ちを成長させる可能性があるのです。
将来についての情報を与える
塾以外の方法では「将来についての情報を子どもに与える」ことがおすすめです。なぜ勉強しなくてはいけないか、を子どもに伝えても、あまり響かないことがほとんどです。勉強しなければいけない理由は、以前このブログでも書いたことがありますが、そういう話は子どもは興味がありません。将来のために勉強しなさいと言っても、将来をイメージすることなんて難しいからです。できれば、子どもがリアルに感じられる話をしてみましょう。例えば中学生なら高校の話をすることです。ただし、長々と説明するような形は良くないので、例えば、こういう高校があるよ、この高校はここがいいね、あの高校はここが良くないよね、校舎が綺麗な高校があるよ、この部活が強いらしいよ、文化祭が楽しいらしいよ、男女の比率が5:5なんだって、さまざまな情報を、小出しにぽつぽつと伝えていきましょう。そうして、進路に興味を持つようになってくれれば、勉強に繋がる可能性があるのです。情報や意見を押し付けるのではなく、色々伝えることによって、意識の変化を促すのです。
ご褒美をあげる
他に子どもを勉強させる手段としては、「ご褒美をあげる」ことも有効だったりします。テストで5教科400点取ったら、〇〇を買ってあげる。もしくはお小遣いをあげるなど、事前にご褒美を提示しておきます。良くないやり方と思われる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。勉強という努力をし、結果を出すことで報酬がもらえるという形は、社会人に通じるものがあります。もちろん、成績を上げたら、良い大学に行けるとか、将来良い職に就けるとか、それがご褒美と言った方が健全かもしれませんが、そういったものは子どもには響きません。わかりやすい目先の報酬こそが、子どもに響く可能性があるのです。注意したいのは、どれくらいの結果で、どれくらいのご褒美を与えるかです。目標が高すぎても低すぎても良くないので、子どもの成績や、学習状況をよくチェックして決めて欲しいと思います。なお、点数が低かったら罰を与える、というご褒美と反対のようなやり方は、逆効果となる場合があるため、やらない方が賢明です。
勉強する気を削がない
今度は勉強させる方法ではなく、勉強する気を削がない方法を考えてみましょう。
「勉強しなさい」と言わない
「勉強しなさい」という言葉を言いたくなる気持ちはわかります。しかし何度もこれを言われると、子どもも辟易しては余計にやる気をそがれます。そればかりか思春期にあるような子どもたちは、親の発する他の言葉まで嫌になり、どんどん親の言葉を聞き入れないようになる可能性もあります。親として言いたい気持ちはわかりますが、無下に「勉強しなさい」と言うことは避けた方が賢明です。こういった押し付けるような言葉ではなく、「数学わかる?」「英語難しい?」というように、勉強の状況から探りを入れるように会話すると良いでしょう。
勉強の話は成績が出たときだけ
勉強の話は、成績がはっきり出たときのみにするのをおすすめします。テストの点数や通知表の結果が良くないときは、子どもも親の言葉を受け入れざるを得ません。そういったときにはしっかり勉強の話をしてもいいと思いますが、普段は勉強に関する話は少なめにしておきましょう。とにかく、日頃から勉強のことで注意ばかりされるのは、子どもにとってストレスです。成績やテストの結果を見るときであれば、子どもは勉強を押し付けられている感覚を強くは感じないはずです。また怒ったり注意するのではなく、「英語の点下がってるけど大丈夫?」という形のように、今後を案じたり、どうしていくかの話をする方が、子どもも受け入れやすいはずです。
個人と比べず、平均点や過去と比べる
成績が出たときに注意して欲しいことが、個別に他人と比べないことです。〇〇さんは何点だったとか、兄弟と比べて何点差とか、そんな個人の結果と比べてはいけません。そういった評価をすると、子どものやる気を削る可能性があります。比較するべきは平均点で、その子以外の全員と比べるべきです。重要なのは全体の中の立ち位置であり、例えば、40点だからといって悪い点数とは限りません。平均点が40点のテストであれば、学力的には中央に位置しているのです。そこを見て評価するのが最適と言えるのです。また、その子自身の過去の点数と比べるのもいいでしょう。過去より点数が上がっている、下がっているという評価であれば、子どもは納得せざるを得ません。子どもが納得する評価をして、良ければ褒める、良くなければ勉強しなければいけないという雰囲気を作って、子どもを勉強に向かわせていくようにしましょう。