学校の勉強を見直そう

学校の勉強を見直そう

成績が上がらないことを理由に塾に通う人が多いですが、その前にまずは学校の勉強を見直してみませんか。当塾でも、はじめの面談で、学校の勉強も見直すように話をします。塾に通っても、学校の勉強時間の方がはるかに長いはずなので、そこを見直すことは大切です。どうやれば学校の勉強で成績を上げられるかを、じっくり考えてみましょう。

授業が理解できたかを確認する

まず、学校の授業で必ずするべきことは、授業内容が理解できたかを確認することです。先生の説明が理解できたか、授業中にやった問題は自力で解けたかを確認しましょう。成績上位の人は当たり前にやっているかもしれませんが、実際にできていない子はかなり多くいます。特に勉強が苦手な子は、理解できない部分がいくつも出てくると、考えることを放棄して、授業を聞き流すだけになってしまいます。そうなると、授業の場にいるだけで、勉強は全くできていないことになります。もちろん先生の力量や授業の質の問題もありますが、一番は生徒自身の問題です。授業が理解できたかを確認する、意識することが、学力を上げる第一歩です。

授業でわからなかった所を解決する

授業でわからなかった所を見つけた後に、そこを理解することが次の段階です。わからない所を解決するためには、基本的に2つの方法があります。

①教科書をよく読む

②誰かに教えてもらう

わからなければ、まずは①教科書を読むことです。教科書は、学校で学習する内容がまとめられた本です。授業で教わる基本的なことは、教科書に書かれているはずなので、一度じっくり読んでみましょう。ノートや配布されたプリントでもいいですが、説明が不十分なことがあるので、一番のおすすめは教科書です。もしそれでもわからなければ、②誰かに教えてもらうことにしましょう。これは一番手っ取り早い方法ですが、信用できる人に聞くことが大切です。一番いいのは先生に質問することですが、よく理解できてそうな友達や、親や兄弟に聞くのもいいでしょう。

学校の勉強を塾に持ち込む

学校の勉強でわからないところを、塾に持ってきて勉強することは、非常に効果的です。特に個別指導では、わからない部分は丁寧に教えてくれ、類似の問題も用意してくれるかもしれません。本来個別指導塾は、個々の生徒のできない部分をできるようにしていくことが目的ですが、できない部分を探すのに無駄な時間がかかってしまうことがあります。その点、学校でわからなかったところを持ち込むと、効率よく教えることができるのです。集団指導塾では細やかな指導は難しいかもしれませんが、先生に質問すれば、基本的には丁寧に教えてくれるはずです。

授業中に暗記する

勉強は、その大半が暗記とも言えます。特に社会は、どれだけ暗記したかでテストの点数が決まると言っても過言ではありません。暗記は自分の努力次第であり、テスト前にはそのための勉強時間を作らなければなりませんが、ここでおすすめしたいのが、授業中に暗記するということです。もちろん全てを完璧に暗記することは難しいと思いますが、ある程度頭に残しておくことはできるはずです。暗記は、何回も繰り返すことによって頭に定着していくものなので、断片でもおぼえていると、次に暗記をするときに必ず良い影響を与えます。社会授業はノートを写すだけ・・・ではなく、その中で少しでもおぼえるように意識してみましょう。

帰宅後にその日の授業を復習する

「毎日勉強していますか?」という問いに、何を勉強すればいいかわからないと言う人がいます。そこでおすすめしたいのが、授業の復習を、その日に家でするということです。まずは、その日にやった授業を思い出しながら、教科書やノート、配られたプリントを見ていきます。英語は過去形で、数学は扇形の面積で、社会はヨーロッパの地理をやって・・・と見ていく中で、自分が気になった部分、わからなかった部分があれば調べたり、誰かに聞いたりしましょう。聞く人がいなければ、後日学校や塾で質問するためにメモしておくと良いでしょう。このように、その日の授業を振り返るだけで、授業の理解度が深まり、頭に定着しやすくなります。それに、学習したばかりの内容なので、時間もそれほどかかりません。ぜひ日課にしてみてください。