勉強はやる気に頼ってはいけない

勉強はやる気に頼ってはいけない

「勉強をやる気が出ないから、勉強できない。」

気持ちはわかります。私も学生時代、勉強は好きではありませんでした。「勉強のやる気が出たらなぁ…」と何度思ったことでしょうか。しかし大人になってから気づきましたが、そもそも勉強はやる気に頼ってはいけないのです。もちろんやる気が出ることは素晴らしいことですし、勉強にも間違いなく良い影響を与えます。しかし、やる気に頼っていては、いつまでたっても勉強が始まらないかもしれません。

やる気はコントロールできない

例えば自分がどういうときに、いつ勉強のやる気が出るかを考えてみてください。「先生や親に褒められたらやる気が出る?」「友達と一緒に勉強したからやる気が出る?」「行きたい高校が見つかったらやる気が出る?」「自分の興味のある分野ならやる気が出る?」「好きな人ができたらやる気が出る?」・・・人によって様々だと思いますが、もしかしたら「天気がいいからやる気が出た!」「なんか今日は気分がいい!」というように、自分でもよくわからないまま、やる気が出る時があるかもしれません。結局のところ、いつ、どこで、なぜやる気が出るのかは曖昧で、やる気を自分でコントロールすることは難しいのです。それにもかかわらず、いつまでもやる気が出るのを待っていると、勉強が手遅れになってしまいます。

勉強は習慣に頼る

勉強はやる気に頼るのではなく、習慣に頼りましょう。学生は毎日学校で勉強していますが、勉強が苦しいと思いますか?そんなことはないでしょう。もちろん「学校だるいなー」と思うことはあるでしょうが、勉強がしんどくてつらい、ということは感じないと思います。毎日6時間も授業を受けているのにそう感じないのは、慣れているからです。慣れ、つまり習慣になっていることは、それが当たり前になって、大変だとは思わなくなるのです。そのため、自分の勉強も習慣に頼ることで、普通に勉強できるはずです。もちろんはじめは抵抗もあるし、しんどいと感じるかもしれません。しかし慣れてしまえば苦にならないはずです。

おすすめの「毎日10分勉強」

私が学生におすすめしているのは「毎日10分勉強」です。やることは単純で、最低10分、毎日必ず同じ時に勉強することです。例えば学校から帰ってすぐ、夕食前、お風呂に入る前、寝る前、というように、きまったところで必ず、10分以上勉強するのです。10分ってすごく短くないですか?学校の休憩時間ぐらい短いですよね。10分なら誰でも勉強できるのに、できない人が多いのは、始めるのがしんどいからです。どんな短い勉強でも、始めることに抵抗があるのです。それを習慣に頼ることで、当たり前のように勉強を開始するのです。学校から帰ってすぐその日の授業を振り返る。夕食前に問題集を1ページする。お風呂に入る前に、英単語を10個覚える。何でもいいです。最低10分なので、そこでやる気が出れば、30分でも1時間でも勉強してください。そこはやる気でOKです。

塾は習慣を付け、やる気が出る可能性がある

学習には習慣的な勉強を軸に、やる気によって勉強を増やせればいいのですが、塾はその点で効果的であると言えます。毎日ということは難しいと思いますが、週に1回でも決まった日に勉強するという習慣ができ、塾の雰囲気や先生の働きかけによって、やる気が出る可能性もあります。習慣を作る事が難しければ、塾をそのきっかけにすることもいいかもしれません。習慣的な勉強ができれば、学生には必ずプラスになります。そしてそれは少しの努力でできるので、ぜひ習慣を作ることに挑戦してみてください。

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