友達と一緒に勉強しよう

友達と一緒に勉強しよう

勉強をした方がいいのはわかっているけど、やる気が出ない。机に向かうのが嫌。何をすればいいかわからない。勉強に対して、なかなか前向きになれない気持ちはよくわかります。一方で、友達と遊びに行くとなればどうでしょう。面倒くさいと思うこともあるかもしれませんが、普通は前向きな気持ちになるはずです。「それなら友達と一緒に勉強したら?」というのが今回のテーマです。

友達と一緒に勉強する最大のメリット

友達と一緒にする最大のメリットは、やはり勉強のモチベーションUPです。自分だけ勉強することに苦痛を感じる人も、友達が勉強していれば、不思議とその苦痛が和らぐものです。苦痛と表現しましたが、勉強を始めてしまえば別に苦しくも痛くもありません。ただ子どもは、日常的に強制されている勉強に嫌悪感を持ち、避けようとしているだけです。しかし友達と一緒であれば、勉強のハードルが大きく下がり、いとも簡単に勉強をスタートできるのです。また、同じ内容の問題を解くようなことがあれば、競争心が生まれることもあります。こういったモチベーションが上がる効果以外にも、わからないところを教あったり、情報交換ができたり、普段友達がどういう勉強をしているか知る機会にもなったりと、さまざまなメリットがあります。

友達と勉強する場合の事前確認

友達と一緒で、きちんと勉強できるのか疑問に思う人もいるかもしれません。確かに、教材を持ってきただけで、ほとんど関係ない会話ばかりしているようであれば意味がありません。そのため友達と勉強する場合は、お互いに勉強するという意識を持つために、事前に確認することをおすすめします。まず、勉強する時間と内容について、なんとなくでいいので決めておきましょう。「2時間くらいしようよ。」「私は英語の問題集でもしようかな。〇〇さんは何やる?」というように、勉強する時間と、何の教科をするか、何の教材を使うかなどを話しておきましょう。友達が乗り気でないときは、「一緒に社会の勉強しよう。」とか、「数学教えてよ。」というように、相手を巻き込むようにすれば良いでしょう。きっちりしすぎてしまうと、勉強のモチベーションが下がるかもしれないので、ゆるい感じで問題ありません。それでも、このような事前確認をしておくと、当日、勉強と関係ない話だけして終わってしまう可能性は、かなり低くなります。

勉強中スマートフォンは使わない

もうひとつ注意すべきことが、勉強中にスマートフォンを使わないということです。スマートフォンは、様々な情報を得られ、友達と連絡を取れ、ゲームができる、勉強を妨げる最大の敵です。少しでも触ってしまうと、一気に時間を奪われ、勉強への意識もどんどん減少していきます。また、机の上にあると、スマホを見るだけでも触りたくなってしまうので、できればカバンなどにしまい、視界に入らないようにしましょう。もちろん勉強に関する調べものをするために、スマートフォンを使うことは仕方がありませんが、それ以外では、極力使わないようにしましょう。

勉強の後に遊んでもいい

勉強後に公園に行こう、スイーツを食べよう、カラオケに行こう、映画に行こう、というような計画は大いに結構です。そういったご褒美があれば、勉強のモチベーションが大きく上がる可能性があります。ただし、ほとんど勉強をせずに、そういった遊びに入ってしまうと本末転倒なので、勉強をする前提の追加イベントにしなければなりません。そのためには、勉強時間や内容、その後遊びに行くことも含めて、事前に友達みんなが共通の意識を持つことが大切です。はなから勉強する気がほとんどない人や、遊ぶことだけ参加したいという人は、できるだけグループに入れない方が賢明です。そういう人は、勉強する雰囲気を壊してしまう恐れがあります。

友達と勉強するおすすめの場所

一番のおすすめは図書館です。静かで、大きな声を出せず、勉強を妨げるようなこともほとんどないため、勉強に集中できます。誰かの自宅でも静かに勉強できますが、やはり図書館と比べて、テレビやパソコンなどさまざまな誘惑があるので、勉強の意識があまり高くないようであれば避けた方が良いでしょう。他には、カフェや喫茶店などもおすすめです。特に女の子はおしゃれなカフェの雰囲気でモチベーションが上がったりするので、そういった場所を選んでも良いでしょう。また、地元ではない、少し離れた街の図書館やお店なんかもおすすめです。遠くに出かけるとこで、友達と遊びに行くような楽しさを、より感じることができるからです。

ひとりの勉強が最も重要

友達と勉強することのデメリットとして、どうしても余計な会話をしたり、勉強に集中できなかったり、結果として中身のある勉強ができないこともあります。また受験勉強などであれば、友達との勉強だけでは全然量が足りません。そのため、友達との勉強は、あくまで勉強のやる気がないときの1つの方法と考え、最終的には自分ひとりで勉強する時間を作らなければなりません。友達と勉強することで刺激をもらって、自分ひとりでも勉強できるようにがんばってください。