いろいろな暗記方法
いろいろな暗記方法
勉強の最も重要な部分である暗記。学生は大量の暗記が必要となりますが、苦労している人が多いと思います。今回は、とにかく色々な暗記方法を考えたので、それらを紹介していきます。暗記方法は、人によって、合う・合わないがあるので、ぜひ自分に合いそうな暗記方法を実践してみてください。
反復暗記法
暗記は繰り返すことが最も重要です。何度も見たり聞いたりすることで、記憶として定着していきます。暗記はスポーツのトレーニングと同じです。繰り返し練習することで、できなかったスポーツも少しずつ上達してきますが、暗記も繰り返し、地道な反復が大切なのです。
とにかく見る
基本中の基本で、内容を見ることが暗記のスタートといっても過言ではありません。見るだけで完璧に覚えることも十分可能ですが、重要なのは見る回数です。何回も何回も見て、それが画像として頭に保存されるくらい繰り返し見ましょう。丸暗記する必要のない文章を頭に入れるときや、英単語なんかも、意外と見るだけで覚えられます。しかし、やはり重要なのは回数です。
とにかく書く
暗記と言えばまずは書くことです。テストでは基本的に書かされるので、書いて覚えることはその練習にもなります。書くということは、ただ眺めるだけよりも、内容をじっくり見ることになりますし、手の感覚も体が覚えていくので、見るだけよりも有効な暗記法です。さすがに長い文章などは書くのが大変なので不向きですが、漢字の暗記などは特におすすめです。
とにかく口に出す
口に出すことは、書くことよりも負担が少なく、楽にできることが利点です。見ることに加えて、口の動き、耳で聞く音と、色々な感覚を使うことができます。音が関係してくる英語系の暗記には特におすすめです。国語や社会など、文章を頭に入れる暗記系にもいいですが、人によっては、口に出すと内容が頭に入ってこない場合もあるので、その場合は黙読に切り替えることも重要です。
イメージ暗記法
暗記するものだけを見ておぼえようとしても、なかなか頭に入らないことがあります。そんな時は頭の中でイメージを膨らませてみましょう。ストーリーと繋げて見たり、映像と結びつけると、覚えにくい内容も、記憶しやすくなるかもしれません。
ストーリー暗記
ぜひ社会で実践してもらいたい暗記方法です。社会では、重要語句だけを暗記しようとする学生が多いのですが、切り取られた語句だけでは、なかなか頭に入らないことがあります。しかし、そういった複数の語句がストーリーで繋がると、すっと頭に入ることがあります。歴史は物語が存在しているので、そのストーリーを利用すればいいですが、地理や理科なんかも、教科書に載っている文章を、自分の中で覚えやすいストーリーに変換して覚えると良いでしょう。もちろん自分で勝手にストーリを作っても構いませんが、歴史など、実際に別の物語が存在している場合は、混同しないように気をつけましょう。
映像暗記
こちらは英単語などにおすすめの暗記方法です。英単語は、全てアルファベットで構成されているものを暗記していくわけですが、26文字の組み合わせばかり見ていると、単語の印象が薄くなってしまい、なかなか覚えられないことがあります。そんな時は、頭のなかで映像を思い浮かべてみましょう。例えば、interestingは「興味深い(おもしろい)」という意味ですが、例えば面白い映画を見ている光景を思い浮かべたりして、interestingという語と頭の中で結びつけるのです。文字だけではなく、映像としての印象があると、その単語の意味がはっきり浮かび上がってくることがあります。創造するだけではなく。実際に自分でイラストを描いてもかまいません。実際に、単語帳の単語の横に、自分のイメージするイラストを描いている人もいました。
アウトプット暗記法
ただインプットするだけでなく、アウトプットすることでより記憶に定着しやすくなります。
小テスト暗記
小テストは、きちんと暗記できているかの確認ができ、暗記を促すためにも非常に効果的なものです。学校や塾で小テストをやるのは、生徒に強制的に覚えさせるためです。簡単なもので良いので、自分で小テストを作ってやってみるといいでしょう。
会話暗記
友達と一緒に、暗記する言葉を無理やり使って会話してみましょう。「社会の先生、徳川家康みたいだね。」「大名たち参勤交代してがんばってるね。」「大名って誰のこと言ってる?」と言う感じです。なんだか面白い会話で、楽しく覚えられますし、もし語句の意味を間違ってそうであれば、そこで意味の確認をすれば、より頭に残るでしょう。
クイズ暗記
友達と一緒に、クイズ形式で問題を出し合います。無理やりの会話は楽しいですが、なかなか難しい部分もあるので、こちらの方がやりやすいでしょう。ただし、暗記の効率としては悪いので、これを長時間するのはおすすめしません。
ひとりごと暗記
他人がいなくてもできるのが、ひとりごとです。ぶつぶつと、一人で覚えることをつぶやきます。ポイントは、何も見ないでつぶやくことです。今、自分がおぼえていることを、頭から引き出してひとりごとを言うのです。そうすると、覚えていることはすらすら出てきますが、そうでなければ、自分の覚えていないところを知ることができます。おすすめは、登下校時、学校で勉強したことなどを思い出すようにつぶやいてみましょう。
工夫した暗記法
語呂合わせ暗記
歴史の年号などで定番のごろ合わせです。歴史の年号は数字の羅列のため、そのままで覚えにくいので、有効な暗記方法だと思います。特に、歴史の内容を連想させるような語呂合わせができると、より効果的に覚えることができるでしょう。語呂合わせばかりが載った、市販の教材もあるので、それを使ってもいいでしょう。
ノート暗記
暗記したい語句などを、どんどん書いていく、暗記専用のノートを作りましょう。授業中や勉強中に、暗記すべきことがあれば、すぐにそのノートに書いていきます。そして、毎日1回はそのノートに目を通すようにするのです。自分がおぼえたいことを、すぐに、何度も見ることができるので、効率がいい暗記方法です。ただしこの方法は、日ごろから暗記すべきことをすぐにノートに書いていくように、習慣づけることが大切です。
張り紙暗記
部屋の扉や壁などに、暗記することを書いて、張り紙にしておきます。ポイントは絶対に目にするところに貼ることです。ドアや鏡の端、トイレに座った正面の壁など、日常的に絶対に目にするところに貼りましょう。大きめの付箋を使って、色々なところにペタペタ貼るのもいいでしょう。スマートフォンに貼るのもいいですが、スマホなら、壁紙を変更するという方法もあります。とにかく目に付くところに貼り、それを何度もおぼえましょう。