小学生の授業時間と学校外の学習

小学生の授業時間と学校外の学習

先日クイズ番組で、「小学校6年間において、音楽の授業時間と外国語の授業時間は、どちらが長いでしょうか。」という問題が出されていました。近年の指導要領改訂より、外国語の授業数が増えているという情報が表立っているので、間違う人が多いですが、現時点では音楽の授業時数の方が多くなっています。(右の小学校の標準授業時数参照)もちろん1・2年生で外国語を習わないということもありますが、3・4年で70時間、5・6年で140時間で、合計210時間と、それほど多くはありません。これは道徳の授業時数とほぼ同じです。小学校で外国語の授業が増えたといっても、時間も内容もまだまだ十分とは言えないので、学校以外で英語を勉強する子どもが、依然多いのかもしれません。

小学生の学習は国語から

小学校の授業時数を見てわかる通り、国語の授業数が頭一つ抜けています。やはり学習は日本語を介して行うので、国語の学習は、児童にとって最優先で行うべきなのです。実際、国語力が高い子どもは、どの教科でも安定した成績を修める傾向にあると思います。低学年の頃から国語力がきちんと理解できている子は、放っておいても小学校での学習は問題なくこなすことができるでしょう。逆に言うと、低学年で国語に苦戦している子は、その後の学習でつまずく可能性が高いと考えられます。国語は学校での授業数が多いためか、塾で習う人は多くありませんが、国語が苦手だと判明した場合は、学校以外でも勉強した方がいいかもしれません。また国語は、活字に触れさせたり、様々な会話をすることも勉強になるため、ご家庭でも勉強しやすい科目と言えます。

算数が苦手な人は個別に教わる必要がある

算数は、国語の次に授業時数が多さです。学年ごとに見ても授業時数が均一で、少しずつ学習を積み重ねていく形なので、つまづいてしまうと、どんどん苦手になってしまうことがあります。算数が苦手な子の特徴として、なんとなく問題を解いていることが挙げられます。授業で理解できないときに、「なんとなくでも解ければ良い。」という思考になってしまうのは仕方のないことですが、算数ではそれが後々響いてきます。わかっていない生徒を、少人数クラスで指導する学校もありますが、限られた時間で個々に教えることは、なかなか難しいと思います。そのため算数でつまづいている子は、学校以外で個別に教えてもらうことをおすすめします。生徒人数の多い集団指導だと学校と同じようになってしまう恐れがあるので、個別で指導してもらえる塾を選びましょう。

小学校の外国語授業は英語ではない?

2020年の指導要領改訂により、小学校では外国語活動と外国語の授業が増えました。外国語活動の授業では外国語でのコミュニケーションの素地を養うこと、外国語の授業ではコミュニケーションの基礎を養うことが目的とされており、英語を学ぶというよりは、英語を使ってコミュニケーションをとってみる授業、という印象です。英語ではなく外国語という表記になっているのは、英語という言語について学ぶような授業ではないためだと思われます。実際、中学1年生の英語学習が楽になったかと言えば、全くそうは感じません。以上より、もし学校外で英語学習をする場合、英会話などのコミュニケーション系より、英語自体の基礎や文法を学べる学習の方がおすすめです。

学習塾ランプの英語指導

学習塾ランプでは、文法を中心に、英語の基礎から丁寧に教える授業を行っています。小学生でも中学生でも、この基礎がしっかりしていなければ、学校のテストも英会話もできるようになりません。近隣にお住まいの方は、ぜひ学習塾ランプの英語の授業を受けてみてください。 📙小学生の授業  📘中学生の授業

好きな習い事をしても良い

小学校の成績は、入試や中学に影響することはありません。そのため、それほど成績にこだわらなくても良いと言えます。もちろん小学校の学習はその後の学習に繋がってくるため、きちんと勉強しなければいけませんが、中学受験をしないのであれば、学校と少しの家庭学習で十分だと思います。その分の時間やお金を、スポーツや音楽などの習い事に費やしてもいいと思います。中学生になると、否が応でも勉強に力を入れることになるので、習い事をする余裕がなくなってきます。そのため、小学生のうちにたくさん興味のあることに触れ、様々な経験をしておくことも良いでしょう。